【ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン】風神剣、ヒートハンド、クロウエクステンドは攻略に役立つか？考察してみました。

こんにちは、slashです。今回はロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン
バトル中に武器を作成して専用技を使えるようにする術、風神剣、ヒートハンド、クロウエクステンドについて、軽い検証と使いどころについての考察をしてみました。

私の独断と偏見も大いに混じっているとは思いますが、参考になれば幸いです。

風神剣

術使用時に風神剣を作り出し、同時に敵単体に攻撃します。次ターンからは風神剣の専用技が使えるようになります。風神剣、稲妻斬り、カマイタチの3つの技が使用可能になり、いずれも剣＋風の複合系統技です。

ちなみに術の説明で「装備している武器を風神剣に変更する」と書かれていますが、実際には装備している武器はそのまま使用可能で、風神剣専用技が追加で使えるようになるので、今装備している武器が使えなくなったりする事はありません。また、原作のようにバトル後も風神剣が固定装備として残り続ける事もありません。

この風神剣の特性について軽く検証をしてみました。

風神剣の検証1　風神剣でオートパリィができるか？

風神剣も一応剣ではあるので、「もしかしたらコレでオートパリィできるんじゃないか？」と思い検証してみました。
アビリティ「オートパリィ」を装備し、剣を装備させずに風神剣を覚えたキャラをバトルに出撃させ、バトルが開始したら風神剣で剣を作成し、攻撃を受けて「オートパリィ」が発動するか確認してみました。

結果
50回物理攻撃を受け、オートパリィが発動した回数は0回。

残念ながら風神剣でオートパリィはできないようです。オートパリィしたい場合はちゃんと剣を装備してからバトルに挑みましょうという事ですね。

風神剣の検証2　ダメージはどのように決まるのか？

以下の2人で風神剣を使ってダメージを比べてみました。

ユノーは剣攻撃力が492、風攻撃力が237
サファイアは剣攻撃力が58、風攻撃力が607

果たして、どちらが風神剣でより高いダメージが出せるでしょうか？ワイリンガ湖のアルビオンに風神剣で各1回ずつ攻撃してみました。
今回の検証はあくまで技のダメージがどのパラメータに依存しているか大雑把にわかればいい、
という目的の検証なので攻撃回数は1回ずつとしています。

結果、ダメージは以下のようになりました。
ユノー：1274
サファイア：3660

剣が得意なユノーよりも、風術が得意なサファイアの方が圧倒的に威力が出ています。つまり風神剣のダメージは風攻撃力依存かと思われます。風神剣でダメージを伸ばしたければ風術レベルと魔力を高めると良さそうですね。ちなみに稲妻斬り、カマイタチも同様で剣攻撃力ではなく風攻撃力依存でした。

また、ダメージが腕力依存ではないためか金剛力などで腕力強化バフをかけてもダメージが伸びません。リバティスタッフの固有技「祝福」などで魔力強化バフをかけた場合はダメージがアップします。

風神剣の評価：弱くはないが修得時期を考慮するとかなり微妙性能

風神剣は風術の中では最後に覚える事が多いと思われる術なので、修得が終盤になってしまうのがかなり痛いです。

稲妻斬りはマヒの追加効果があり、カマイタチは横範囲攻撃ができるものの、どちらもゲーム終盤では火力が物足りない技なのであまり使われないかと思います。風術レベルと魔力が高いキャラが使えばそれなりにダメージは出るかもしれませんが、これを修得する頃には他にもっと強力な合成術も修得できているかと思います。

剣を装備していなくても剣弱点の敵に弱点を突けるというメリットはあるのですが、それだけのためにこの術を使うかというと、個人的にはちょっと微妙なところですね。

せめてゲーム中盤あたりで修得できればちょっと使い道はありそうな気はしたのですが・・・

クロウエクステンド

爪攻撃、地獄爪殺法が使えるようになります。いずれも体術＋冥の複合系統技です。

こちらも説明では「装備している武器を爪に変更する」と書かれていますが、風神剣と同様に装備している武器はそのまま使用可能で、専用技を追加で使用可能にする術となっています。また、原作のようにバトル後に固定装備が残る事もありません。

クロウエクステンドの検証　ダメージはどのように決まるのか？

以下の2人で爪攻撃を使ってダメージを比較してみました。

ファティマは体術攻撃力が12、冥攻撃力が649
アルタンは体術攻撃力が475、冥攻撃力が57

特に狙ったわけではありませんが、ノーマッド男女対決になりましたね。まぁ、それは置いといて・・・、この2人でウオッチマンの巣にいるマイザーに爪攻撃で各1回ずつ攻撃してみました。

結果、ダメージは以下のようになりました。
アルタン：332
ファティマ：4861

冥術が強いファティマの方が圧倒的にダメージが出ています。クロウエクステンドの専用技のダメージは冥術の攻撃力が大きく影響しているようですね。つまり、クロウエクステンドは冥術レベルと理力が高いキャラが使うとダメージが伸ばせそうです。

風神剣と同様、腕力強化バフをかけてもダメージは伸びません。また、魔力強化バフでもダメージは伸びません。冥術の攻撃力がダメージが影響するという事は、ダメージは魔力ではなく理力依存になっているのではないかと思われます。

クロウエクステンド評価：毒付与は強力だが、他の術でいい

地獄爪殺法は毒の追加効果があり、毒は一部のボスキャラにも有効ではありますが、毒を付与するならイルストーム、ポイゾナスブロウがあり、こちらはクロウエクステンドと違って技を使うために1ターン準備する必要はない為、クロウエクステンドを使う必要性は薄いように思われます。

爪攻撃も地獄爪殺法も、それほど大ダメージが期待できる技でもないので個人的には使う必要性をあまり感じられませんでした。

ヒートハンド

術使用時に腕に炎をまとい、同時に敵単体に攻撃します。次ターンからはヒートハンド、サラマンダークロー、赤竜波が使用可能になります。いずれも体術＋火の複合系統技です。

ヒートハンドの検証　ダメージはどう決まるのか？

以下の2人でヒートハンドを使って威力を比べてみました。

ミズキは体術攻撃力が598、火攻撃力が131、地攻撃力が185
ジャニスは体術攻撃力が258、火攻撃力が564、地攻撃力が564

ラストダンジョン3層にいるセフィラスにヒートハンドで各1回ずつ攻撃してみました。

結果、ダメージは以下のようになりました。
ジャニス：1567
ミズキ：4525

体術が得意なミズキの方が圧倒的にダメージが大きいですね。ヒートハンドは火、地のレベルではなく体術の攻撃力がダメージに大きく影響しているようです。ヒートハンドのダメージを伸ばすなら、体術レベル、腕力、素早さの高いキャラを使うと良さそうです。

サラマンダークロー、赤竜波についても同様で体術攻撃力が高いミズキの方が圧倒的にダメージが出ていました。

またヒートハンドは金剛力などの腕力強化バフで威力が伸びます。ベルセルクによる強化もちゃんと効きます。特にベルセルクで強化した赤竜波は、全体攻撃としてはかなり高いダメージを出す事もできます。（ヒートハンドで1ターン、ベルセルクで1ターン、と準備に2ターンかかるのが難点ですが・・・）

ヒートハンドの評価：体術の高い攻撃力を活かした全体攻撃が使えるのが強い！

体術はこのゲームでも屈指の高ダメージを叩き出せる系統ですが、複数ターゲットを攻撃する手段に乏しいという欠点があります。ヒートハンドは風神剣、クロウエクステンドとは違って術のレベルや魔力ではなく、体術の攻撃力（つまり体術レベル、腕力、素早さ）がダメージに大きく影響するので、体術使いのキャラに修得させれば、その高い攻撃力で赤竜波による全体攻撃をする事が可能になるわけです。逆に言えば、どんなに火術地術レベルや魔力が高くても体術が弱いキャラだと大したダメージが出せないという事になるのでこの点は覚えておいた方がよさそうです。

赤竜波は強力な全体攻撃ではありますが、その技を使うための準備で1ターン消費してしまうので、ザコ処理に使おうとすると、毎戦闘ヒートハンドを使う事になり、この手間が煩わしく感じられます。

どちらかといえば、ザコ戦よりは長期戦になりやすいボス戦、特に複数体で出現するボスや、攻撃できる部位が複数あるボス相手の方が活躍が見込めるのではないかと思われます。

ヒートハンドは修得に必要な古文書がステップの地上戦艦内にあるのでやろうと思えば序盤で修得可能です。（ジェラールで古文書の入手可能）つまり、わりと序盤の段階で赤竜波も使用可能となるわけです。

強力な全体攻撃が早い段階で使える点は評価したいですね。体術使いがいればストーリー攻略においてちゃんと役立つ術だと思います。ただ、終盤になるとやや火力不足感が否めないかもしれません。

まとめ

今回はバトル中に武器を作成して専用技を使えるようにする術の考察を行いました。
考察結果を簡単にまとめると、

・風神剣は性能のわりには修得時期が遅すぎて微妙。
・クロウエクステンドは攻撃性能が目立って高いわけでもなく、毒付与ができるという特性も競合となる合成術の方が便利なので、やはり微妙。
・ヒートハンドは早期修得が可能で、体術が得意なキャラに使わせれば強力な全体攻撃が使えて便利！

といった感じです。