こんにちは、slashです。
今回はロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン
水術の回復術は、生命の水、生命の水Lv.2、生命の水Lv.3の3種類がありますが、各術の回復量がどの程度の差があるか検証してみました。
あと、ついでにアースヒールと月光についても検証しています。
本題に進む前に 術の表記について
今回は生命の水、生命の水Lv.2、生命の水Lv.3について検証、考察を行いますが、便宜上、この記事では生命の水を「生命の水Lv.1」と表記する事があります。「生命の水Lv.1」と書かれている箇所があったら一番下位の生命の水の事なんだな、と思ってください。
術の回復量を検証
検証といっても詳細な計算式を推定するのではなく、「各レベルごとに大雑把に回復量が比較できればいいかな」という程度にゆるくやっていこうと思います。
検証方法
術の説明を見ると、「効果」のところに記載されている数値は、
生命の水Lv.1が「50」
生命の水Lv.2が「150」
生命の水Lv.3が「250」
となっていますが実際に使った時の回復量はどの程度の差になるでしょうか?
以下の3人でこの3つの術を各10回ずつ使って平均値を取ってみました。
1人目
2人目
3人目
最終皇帝(女)は、魔力も水術レベルも高いので、回復量は多くなりそうですね。サイゴ族のアリンビョルンは、逆に魔力も水術レベルも低く、回復量も少なくなりそうです。デザートガードのシャールカーンは中間程度のステータスです。
以上3人で生命の水Lv.1~3を使ってみて回復量の平均値を計算してみると、結果は以下のようになりました。
検証結果
最終皇帝(女) 水Lv.100、魔力24 | アリンビョルン 水Lv.21、魔力12 | シャールカーン 水Lv.36、魔力17 | |
生命の水 | 1045.5 | 166.4 | 319.2 |
生命の水Lv.2 | 1153.8 | 272.4 | 421.8 |
生命の水Lv.3 | 1252.6 | 381.4 | 526.5 |
検証結果の考察
当然のことですが、水術レベルや魔力が高いキャラが使うと回復量が多くなりますね。しかし、今回検証したいのは、術のレベルごとの回復量の差です。なので生命の水Lv.1~3で回復量がどの程度変化するか確認します。
最終皇帝(女)の場合ですと、生命の水Lv.1が1045.5→生命の水Lv.2が1153.8で、その回復量の差は108.3で、だいたい100ポイントの差ですね。
アリンビョルンは、生命の水Lv.1が166.4→生命の水Lv.2が272.4で、回復量の差は106です。
シャールカーンは、生命の水Lv.1が319.2→生命の水Lv.2が421.8で、回復量の差は102.6です。
つまり、どのキャラも生命の水Lv.1と生命の水Lv.2の回復量の差が100程度でほぼ同じ差になっています。
同様に生命の水Lv.2と生命の水Lv.3の回復量の差を見ると、やはりどのキャラも100ポイント程度でほぼ同じ差になっています。
ここでもう一度、術の説明を確認してみます。
効果の数値は生命の水が「50」、生命の水Lv.2が「150」、生命の水Lv.3が「250」で、ちょうど100ずつの差になっていますね。この事から回復術の回復量は以下のような仕組みになっているのではないかと大雑把に推測してみました。
術の回復量=「技能レベル、魔力から算出される回復量」+「効果」
上記式の「効果」は術の説明に記載されている「効果」の数値で、これは術使用者のパラメータに関わらず一定の値になっているのではないかと思われます。
「技能レベル、魔力から算出される回復量」の部分については、詳しい計算式はわかりませんが、今回の検証結果から生命の水Lv.1、生命の水Lv.2、生命の水Lv.3のどれも変わらないと思われます。
使いどころの考察
ここから「生命の水はLv.1からLv.3まであるけど、どれを使えばいい?」を考察していきます。
一応、先に私が出した結論を書いておきます。
・引き継ぎ無しor初回プレイであれば、生命の水Lv.1、生命の水Lv.2、生命の水Lv.3は修得時期や回復量を考慮すると、どれも活躍できるので、上位レベルの術を修得したら積極的に使っていくと良い。
・周回を重ねていくと生命の水Lv.1でもかなりの回復ができ、生命の水Lv.2、生命の水Lv.3はコスパの悪さが目立つ。
といった感じです。
回復量の差が一定という事は・・・
生命の水Lv.1、生命の水Lv.2、生命の水Lv.3の回復量の「差」は先ほどの検証の通り、どのキャラが使ってもほぼ100ポイントずつとなっています。
上の図はあくまでイメージですが、各回復術のレベルごとの回復量の差を絶対値ではなく「割合」で考えてみます。
例えば、生命の水Lv.1で150回復できるキャラが生命の水Lv.3を使うと、その回復量は350となり、Lv.1と比べて回復量が倍以上違っています。
一方、生命の水Lv.1で1000回復できるキャラが生命の水Lv.3を使うと、その回復量は1200となり、割合でいうとたった2割しか回復量が増えていません。
生命の水Lv.1で十分な回復ができるキャラであれば、生命の水Lv.2、Lv.3はかなりコスパが悪く感じられるのではないかと思います。
また、生命の水Lv.2、生命の水Lv.3には一部の状態異常を治療する効果がありますが、周回を重ねるとほとんどの状態異常を防ぐ「インタリオリング」がパーティーの人数分集められるので、状態異常にかかる事自体が少なくなると思います。初回プレイ時は状態異常の治療効果はありがたいかもしれませんが、周回を重ねていくと最終的には状態異常の治療効果はメリットにはならないのではないかと思われます。
以上の事から、キャラが十分に育ち切っていなくて、且つ状態異常対策の装備も十分に揃っていない初回プレイでは生命の水Lv.2、生命の水Lv.3を修得でき次第、積極的に使っていくと良いかと思います。ただ、上位レベルの術は当然消費BPも多いので、術欄に空きがあるなら下位の回復術も封印せずに残しておくと、状況に応じてBP節約しながら回復ができると思います。
一方、2周目以降でキャラも育ち切っていて状態異常対策も万全であれば、術が得意なキャラなら生命の水Lv.1でもHPを1000以上回復できるようになり、相対的に生命の水Lv.2、生命の水Lv.3のコスパの悪さが目立ってきます。(コスパが悪いというだけでLv.2、Lv.3の方が回復量が多い事は間違いないので、コスパ気にせずにLv.2、Lv.3を使うのもアリです。)
難易度ロマンシングのラスボスや裏ボスの場合、(特に冥術なしだと)かなりの長期戦になりやすく、何も考えずに高コストな技、術を乱用するとBPが枯渇してしまいます。あえて生命の水Lv.2、生命の水Lv.3を使わず、生命の水Lv.1でBPを節約しつつ戦闘不能になったキャラを起こす運用にするのも一つの作戦だと思います。戦闘不能のキャラを起こすだけなら下位レベルの回復術でも問題なくできますからね。
回復量が足りないなら、状況に応じてエリクサーを使ったり、術が得意なキャラにレストレーションで全体回復をさせてやれば高難易度でも立ち回れるかと思います。
実際に、私自身が難易度ロマンシングでプレイしている時は、術師キャラには生命の水、月光、アースヒールのいずれかを修得させますが、基本的にはLv.2以上の術でなくLv.1の方を使う事が多いです。魔力の高いキャラに使わせるのであればLv.1の術でも回復量は十分だと感じています。
アースヒール、月光の回復量について
ついでなので、アースヒール、月光も回復量を検証してみます。
アースヒール、アースヒールLv.2
効果量はアースヒールが「100」、アースヒールLv.2が「300」と記載されています。
もし、アースヒールも生命の水と同じように
回復量=「技能レベル、魔力から算出される回復量」+「効果」
となっているのであれば、アースヒールとアースヒールLv.2の回復量の差は200程度になるはずです。こちらも術を10回ずつ使って平均値を取り、回復量を比較してみます。
ちなみキャラは先ほどの生命の水の検証で使った最終皇帝(女)(地術Lv.100、魔力24)です。
結果
アースヒール:1103
アースヒールLv.2:1307.4
回復量の平均値の差は204.4でほぼ200ポイントとなっており、概ね予想通りの結果になりました。
月光、月光Lv.2
効果は月光が「80」、月光Lv.2が「200」で120の差があります。
こちらも術を10回ずつ使って平均値を取り、回復量を比較してみます。
こちらも検証に使ったキャラは先ほどの生命の水の検証で使った最終皇帝(女)(天術Lv.100、魔力24)です。
結果
月光:1081.7
月光Lv.2:1206.3
回復量の平均値の差は124.6でほぼ120ポイントとなっており、こちらも概ね予想通りの結果になりました。
アースヒール、月光の考察
こちらも生命の水と同じで、下位レベルの術と上位レベルの術で回復量の差はほぼ一定となっているので、使いどころについて結論は生命の水とほぼ同じです。
・引き継ぎ無しor初回プレイであれば、アースヒール、月光ともに上位レベルの術を修得したら積極的に使っていくと良い。
・周回を重ねていくと下位レベルの回復術で十分回復できるので、Lv.2の回復術はコスパの悪さが目立つ。
アースヒールLv.2は効果が「300」もあって、術が得意でないキャラが使ってもそこそこの回復量になり、精神系の異常を治療できるので初回プレイでは役立つ場面もあるかと思います。
下位の術で十分な回復ができるようになると、上位の術はコスパの悪さが目立ってくるのはアースヒール、月光も同じですね。
まとめ
生命の水、月光、アースヒールはもちろんレベルの高い術の方が強力ではありますが、キャラが育ってくると下位の回復術でもかなりの回復量が出せるようになるので、BPコストの面も考慮すると必ずしも上位の回復術が良いとは限らないわけですね。
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