クリスタで線が引けない!色が塗れない!描けない原因14個を解説

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すたーちゃん
すたーちゃん

あれ?ペンタブをなぞってるのに描けない!?

こんにちは、slashです。
「CLIP STUDIO PAINT PRO」(クリスタ)で
絵を描いている時に
なぜか描けなくなる事ってありませんか?

私もクリスタ使い始めてから
2~3ヶ月くらい経ちますが
「なぜかペンタブをなぞっても描けなくなる」
という経験を何度もしています。

今回はその原因や対策について
まとめてみました。

ポイント

・クリスタのブラシ、色、レイヤー等の設定によっては「描けない」もしくは「描けないと勘違いする」事がある。
・描けない時は落ち着いて原因を探っていこう。

ブラシ関連での描けない原因

ブラシの選び方やその設定に起因するものです。

原因1:消しゴムツールを選んでいる

消しゴムを選んでいる

私の場合は「なぜか描けなくなる」の
原因で圧倒的に多いのがコレです。
「消しゴムツール」を選んでいるから。
消しゴムじゃ描けるわけありませんね(汗
かなり初歩的な凡ミスです。
私は1日1回は
「あれ?なんでだ?描けない!あっ、消しゴム選んだままだ」
というミスをやってます。

すたーちゃん
すたーちゃん

何度も同じミスを繰り返すなんて
slashは学習能力が・・・

原因2:予め色を塗っておかないと使えないツールを選んでいる

ぼかし、指先

例えば「指先」、「ぼかし」などのツールが
これに該当します。
「指先」は既に塗ってある箇所に対して
色を引き伸ばすツールです。
「ぼかし」は既に塗ってある箇所に対して
境界をぼかすツールです。
つまり、何も色を塗っていない箇所に
「指先」や「ぼかし」を使っても意味がありません。

原因3:ブラシの不透明度が極端に低い

ブラシの不透明度低すぎ

ブラシの不透明度が低いと
描いた線が薄くなりますが、
極端に不透明度を下げてしまうと
ほとんど透明になってしまい
見えなくなります。
すると、
「あれ?描けない?」
というように勘違いしてしまいます。
不透明度は適度に上げておきましょう。

色設定での描けない原因

色の設定に起因するものです。

原因4:下地と同じ色を選んでいる

下地と同じ色

例えば、真っ白な下地に対して
同じ真っ白な色で塗っても
ちゃんと塗れているか見えません。
色の確認をしましょう。

うっかり下地の色をスポイトしてないか?

私の場合はペンタブ付属の
ペンについているボタンで
色のスポイトができるようにしていますが、
うっかりボタンに指が触れてしまい
下地の色をスポイトする事があります。

うっかりミスには気をつけましょう(汗

原因5:透明色を選んでいる

透明色

色の設定で市松模様の部分をクリックすると
描画色が透明色になります。
透明色では描けないどころか
逆に色を消してしまいます。

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レイヤー設定での描けない原因

レイヤーの設定に起因するものです。

原因6:レイヤーをロックしている

透明ピクセルをロック、ロック、クリッピング
「ロック」「透明ピクセルをロック」「クリッピング」アイコンの場所

ロックしているレイヤーには
描く事ができません。
描きたければロックを解除しましょう。

ロックの設定、解除は
レイヤー設定ウインドウの
南京錠みたいなアイコンをクリックすれば
切り替えが可能です。
(上の画像参照)

原因7:透明ピクセルをロックしている

線画の色だけ変えたい時などに
活躍する機能ですが、
透明ピクセルをロックしていると
透明の箇所に描く事ができません。

透明ピクセルのロックを解除すればOKです。

レイヤー設定ウィンドウの
「透明ピクセルをロック」のアイコンを
クリックすれば設定、解除が切り替わります。
アイコンの場所については、先程解説した
原因6:レイヤーをロックしている
の画像を参照してください。

原因8:クリッピングしている

レイヤーをクリッピングしていると
下位レイヤーで色が塗られている範囲でしか
描くことができません。
クリッピングを解除すれば普通に描けます。

レイヤー設定ウィンドウの
「クリッピング」のアイコンを
クリックすれば設定、解除が切り替わります。
アイコンの場所は、
原因6:レイヤーをロックしている
の画像を参照してください。

原因9:レイヤーの種類が不適切

レイヤー変換

レイヤーの種類が「テキストレイヤー」や
「画像素材レイヤー」だと
ブラシで塗る事ができません。

必要ならレイヤー変換で
「ラスターレイヤー」などに変換しましょう。

レイヤーの変換については
こちらの記事でも少し触れていますので
よろしければ参照してください。

原因10:レイヤーの不透明度が極端に低い

レイヤーの不透明度

先に解説したブラシの不透明度と
同じような理由です。
不透明度が低すぎると
見えづらくなるので
「描けない」と勘違いする要因になります。
適度に不透明度を上げておきましょう。

原因11:レイヤーマスクを設定している

レイヤーマスク

レイヤーマスクが設定されていると
描ける範囲が限定されます。
マスクされている範囲には描けません。

また、レイヤーマスクが設定
されているレイヤーでは
このようにサムネイルが2つ
並んで表示されます。

マスク範囲

左側がレイヤーに描かれている内容、
右側がマスク範囲を表しています。

右側のマスク範囲を選んでいると
描く事ができない
ので
左側のサムネイルをクリックして選びます。

右側はマスク範囲を編集する時に使います。

原因12:フォルダの設定に問題がある

フォルダー

レイヤーを管理する際に
フォルダで分ける事があるかと思いますが、
フォルダ自体にも
ロック、不透明度、クリッピングなどの
設定ができます。
フォルダの設定を変更すると
その中のレイヤー全てに
影響するので注意してください。

レイヤーの設定は問題ないのに描けないな、
と思ったらフォルダの設定も
確認してみましょう。

原因13:レイヤー合成方法と色設定の問題

レイヤー合成方法の設定は
「通常」「乗算」「加算」など
様々なものがありますが、
合成方法と選択している色によっては
塗った色が見えなくなる事があります。

乗算レイヤー

例えば「乗算」レイヤーに
白(R:255、G255、B255)で塗っても
塗った色は見えません。

レイヤー合成方法は種類が多く
どの合成方法にどんな色を使うと
見えなくなるかについては
私自身も把握しきれていないです。

合成方法の設定が疑わしい時は
とりあえず合成方法を「通常」に
戻してみると良いでしょう。

レイヤー合成方法の設定が原因であれば、
「通常」にすれば塗った色が見えるかと思います。

原因14:上位レイヤーの画像で隠れて見えない

上位のレイヤーに何か画像がある場合は
それに隠れて見えなくなる事があります。

例えば、
このように青一色で塗られた「上位レイヤー」と
その下に「下位レイヤー」があるとします。

上位レイヤーで隠れて見えない

このまま「下位レイヤー」に何か描いたとしても
「上位レイヤー」で完全に隠れてしまうので
何も描けていないように見えてしまいます。

上位にあるレイヤーを非表示にする、
レイヤーの順位を入れ替える等の
対策をしましょう。

まとめ

クリスタで何故か描けない!
思いついた原因を14個書きました。
どれも私自身が経験したものです。

この14個だけが描けない原因の
全てというわけではなく、
おそらくは「描けない!」
原因になるものは
まだまだ潜んでいると思われます。

クリスタは高機能なペイントソフトですが
高機能なだけに全てを把握するのは
非常に困難であり、

色々といじっていると
知らぬ間に余計な機能を
発動させてしまう事があります。

私自身もまだまだ
把握しきれていない箇所が
結構あるのでドンドン使って
少しずつ機能の把握を
していきたいですね。

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