こんにちは、slashです。
株価って、決算発表や
何か大きなニュースが起きると
大きく動く事がありますよね。
皆が予想だにしなかった事が
起こると株価が変動する
要因になりやすいですね。
今回は大きく動く要因、
投資家はどのようにすればいいか
という事について書いていきます。
起こりにくい事が起こると反応が大きい
基本的には
良いニュース、好材料があれば
株価は上がりますし
悪材料があれば下がります。
しかし、必ずしもこの基本通りに
動かない事は多々あります。
以前に情報理論での「情報量」に
関する記事を書きましたが
株価の動きにも情報量は
関係してくるのではないかと思います。
スマホゲームでよくある
ガチャの情報量についても
書きましたが、
ガチャは何がどの程度の確率で
出現するか明記されているので
情報量の大きさを具体的に
数値を計算する事が可能です。
しかし株価は
どの程度の確率で上がるか下がるかなど
当然そんなものは明記されていないので
今回は具体的な数値計算はせずに
書いていこうと思います。
起こりにくいと思われる事が起こる
↓
起こりにくい事が起こるというのは
情報量が大きい
↓
情報量の大きさに応じて株価が変動する
かなり雑ではありますが、
おおよそこんなイメージを
持っていただければ良いかな、
と思います。
事前に予想できていれば反応が薄いかも
悪材料であっても
以前からアナウンスされているものなら
それが起こっても株価が大きく反応しないことがあります。
例えば、「消費税10%に引き上げる」
というニュースは
前々から伝えられているコトなので
予定通りに増税が実施されたとしても
それはすでに周知されており
さほどインパクトがない事なので、
増税実施のタイミングで
株価は大きく動かない可能性があります。
(大きく動かないと断言できるわけではありませんが)
突然の増税だったら大暴落かもしれない
では、もし仮に
事前に何のアナウンスもなく
「突然ですが今日から消費税を10%に増税します!」
と発表があったとしたらどうでしょう?
この場合は、
皆が予想していなかった事、
情報量としてはかなり大きい事象
が起こったと言えるので
株価は一気に大暴落するかもしれませんね。
アルゼンチンの株価暴落
先週(2019年8月12日)には
アルゼンチンの株価(メルバル指数)が
一日で4割近い下落をしています。
これも大統領予備選の結果が
「起こりにくいと思われていた事」
だったために株価が大きく
動いてしまった例と言えるでしょう。
それにしても1日で4割下落って
恐ろしいね・・・
コツコツドカンが起こる要因
コツコツドカンとは
コツコツと少しずつ利益を積み重ねて
ドカンと一気に損を出す
典型的な負けパターンの1つです。
下値のメドがつくところで買うのはいいけど・・・
チャートのテクニカル分析で
下値のメドになりそうなところは
ある程度計算する事はできますし、
実際にその付近で下げ止まる事は多いです。
しかし、
この辺りで下げ止まるであろう
という予想がハズレた時
対処を誤るとコツコツドカンの
原因になるのではないかと思います。
下の画像は
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の
株価チャートです。(8月16日時点)
この銘柄のチャートを見ると
500円付近で何度か
株価が下げ止まっています。
そして8月16日終値は498.8円。
下値のメドに近いところまで
落ちてきました。
この辺りで買ってみようと
考える人も増えてきそうですね。
過去に500円付近で反発しているので
今回もそこで反発するであろうと
見越しての買いですね。
しかし、もし仮にですが
予想がハズレて
下値のメドと思われた500円で
反発せず株価が下に抜けたら?
高い確率で反発すると
思われたところで反発しない・・・
これはつまり、
500円付近で下げ止まるものと
思っていた人から見れば
「起こりにくい事」
言い換えると
「情報量の大きい事象」
が起こったわけです。
すると、同じ予想をしていた
他の投資家たちの売りを
誘発してしまい
株価がドンドンさがっていく
可能性があります。
逃げ遅れた人は大きく損失を
被ってしまうかもしれません。
株価のブレイクアウトと呼ばれる現象ですね。
株価が下方向にブレイクする時に
その銘柄を保有し続けると
当たり前の話ですが
含み損がドンドン膨らみます。
狭いレンジでコツコツと勝っても
1回の大幅下落で利益が吹き飛んでしまう。
これがコツコツドカンですね。
チャート画像は「株ドラゴン」というサイト様より
使用させて頂いております。
「株ドラゴン」の株価チャートは
ブログ等で使用してもOKなので
(サイトの下の方に小さく書いてあります)
株ブロガーの方はチェックしてみると
良いかもしれませんね。
上方向のブレイクもある
先程は下方向にブレイクアウト
するパターンについて書きましたが、
もちろん上方向への
ブレイクもよくあります。
「これ以上は株価は上がらないだろう」
と予想して売ってみたものの
そこから株価が上がっていき
利益を取り損ねる・・・
株式投資あるあるですよね(笑)
私は何度このパターンで
利益を取りこぼしたことか・・・
株価の大きな変動、どうすればいい?
皆が予想していなかった事、
起こりにくいと思われていた事が
起こると株価が大きく動いて
しまう可能性があります。
さて、私のような弱小個人投資家は
具体的にどう対策していけば
いいのでしょうか。
対策を考えてみましょう。
過剰にリスクを取らない
これが一番無難で効果的な対策でしょう。
株式等のリスク資産の
保有金額を減らしておけば
大きな損失を被る可能性は低くなります。
ただし大きく利益を得る
可能性も減ります。
想定外の値動きをした時について考えておく
「この辺りで下げ止まりそうだから買う」
これ自体は特に問題はありませんが、
この辺りで下げ止まらなかったらどうするか?
事前に考えておきましょう。
株価が想定外の動きをしたら・・・
・早めに損切りする
・持ち続ける
・下がったところで買い増す
対処方法は色々ありますね。
この記事を書いたslashは
損切りするタイプだよ
ちなみに損切りの場合は、
ダマシ(株価がブレイクすると見せかけてブレイクしない動き)によく引っかかります。
損切りしたそばから
株価が上がっていく事がよくあるので
イラっとくる場面は多いです(笑)
大きく動きそうなタイミングで株を保有しない
個別銘柄であれば
決算発表の日程は事前にわかるので
急落に巻き込まれたくない場合は
決算の日に持ち越さないように
するのも一つの手段です。
どうしようもないパターンもある
上記の対策をしっかり行っても
大きな株価の変動を回避しきれない
場合もあります。
企業が突然に業績の下方修正を発表する
大きな自然災害が起きて多大な損害が発生する
こういったものは
事前に予測して回避するのが
極めて困難、もしくは不可能と
言ってもいいかもしれません。
強いて言うなら
先程に書いた
「過剰にリスクを取らない」のが
致命傷を回避する手段に
なるでしょうか。
まとめ
皆が予想できなかった事、
起こりにくいと思われる事が
起こると株価が大きく動く場合があります。
まぁ、
予想外の事が起こるのは
案外よくあるので(笑)
「ここで下げ止まる!」
と決めつけずに
「ここで下げ止まらなかったどうする?」
を考えたほうが良さそうだな、と
個人的には思っています。
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