こんにちは。slashです。
最近はゲーム関連の記事ばかり書いていましたが、今日は久しぶりに違うネタにします。
今回は「租税支出透明性指数」についてです。
租税支出透明性指数とは?
GTETI(Global Tax Expenditures Transparency Index)
日本語だと租税支出透明性指数です。
TAX EXPENDITURES LABのサイトにて公開されており、各国の税金支出の透明度を評価した指数となります。
日本の租税支出透明性指数の低さが大問題!?
これは去年から話題になっていたようですね。
TAX EXPENDITURES LABのサイトにて、各国の租税支出透明性指数のランキングが掲載されていますが、日本の順位は・・・
調査対象国105ヵ国中73位!!
2025年2月1日時点で確認したところ以上の順位となっていました。
はい、低いですね。先進国でここまで順位が低い国はなかなかありません。
詳細な項目の確認
ここから、詳細な評価項目を確認していきます。
租税支出透明性指数は以下の5項目で評価され、各項目20点満点、合計スコアが100点満点での評価となります。
Dimension 1 – Public Availability(情報公開)
Dimension 2 – Institutional Framework(制度的枠組み)
Dimension 3 – Methodology and Scope(方法論と範囲)
Dimension 4 – Descriptive TE Data(税支出データの記述)
Dimension 5 – TE Assessments(税支出の評価)
日本の場合、各項目のスコアは以下の通りです。
日本のスコア
Public Availability:4点
Institutional Framework:13.3点
Methodology and Scope:4.3点
Descriptive TE Data:11.2点
TE Assessments:5.6点
合計:38.4点
そして、サイトには各評価項目ごとで分布を示すグラフがあります。グラフを見ると、日本は特にPublic Availability(情報公開)が他国との相対評価で見ても極めて評価が低いことがわかります。
Public Availability(情報公開)のスコアが4点以下の国は日本含めてたった3か国しかないのですね。
Public Availability(情報公開)とは?
さらに詳細な項目を見るとPublic Availability(情報公開)は次の5つで評価されています。
Frequency and regularity(報告の頻度)
Timeliness(適時性)
Visibility(可視性)
Online accessibility(オンラインでのアクセスのしやすさ)
Reader-friendliness(読みやすさ)
日本での各項目の評価を見ると・・・
日本の場合はTimeliness以外の項目が全て最低評価ですね。
つまり、日本の税支出データは定期的に公開されないし、見づらいし、アクセスし辛いし、読みにくいという評価ですね。
令和の五公五民
令和の時代になって「五公五民」のワードが話題になった事を思い出しました。国民負担率が収入の半分近くにまで達し、「まるで江戸時代の五公五民じゃないか!」という事ですね。
財務相解体デモが起きてもしょうがないよね・・・
ここ最近は「財務相解体」が話題になっています。
2025年1月31日には財務省解体デモが行われました。なぜか大手メディアではあまり報道されず、ご存知ない方も多いかと思われます。日本BUZZ NEWS!!さんのYoutubeチャンネルにLIVE配信動画がありますので参考として参考としてリンクさせて頂きます。
「五公五民」と言われるほどの高い負担をさせた上で税金支出の透明度は世界でも底辺レベル・・・
もちろん、これだけが理由ではないと思いますが、これは財務省解体デモが起きて当然ですな。というのが正直な感想です。
ただ、このような活動が行われる状況は私は大変良い流れになっていると思います。
この流れがもっと広がるといいですね。
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