下落、暴落相場への対策に、インバース型ETF

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こんにちは、slashです。
ここ最近はNYダウや日経平均株価が
大きく下がる場面もあり、
私を含め不安になっている方もいるでしょう。

このまま株価は下がっていってしまうのか
それは私にはわかりませんが、
下落に対する備えは
何かあったほうが良いかもしれませんね。

今回は下落に備える方法の一つとして
インバース型ETFについて書いてみます。

ポイント

・インバース型ETFで下落相場対策
・ただし、損切りができない人には向かないかも?

資産運用・投資は自己責任で行って頂くようお願い致します

インバース型ETFとは?

個別の株式と同じ様に売買ができる
ETF(上場投資信託)の一種で、
株価指数とは逆に動く特徴があります。

例えば、
日経平均株価のインバース型ETFは
日経平均が2%下落すると
約2%値上がりする
といった感じです。

つまり、
指数が下がれば利益
指数が上がれば損失
となります。

インバース型ETFの使い道

下落相場に対するヘッジ

インバース型ETFを買っておくと
下落相場となった時に
損失をカバーしてくれる効果が期待できます。

私も時々インバース型ETFを買いますが
大抵はリスクヘッジ目的で使っています。
相場が天井つけたっぽい、と思った時や
指数が主要な移動平均線を下に抜けた時などに
買う事があります。

私がよく使うのは
「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信」 (証券コード:1357)です。
正式名称がちょっと長いので
「日経Dインバ」と呼びます。
このETFは日経平均の騰落率に対して
マイナス2倍の動きを
するように設計されています。
単価が安く1株単位で売買ができるので
私のようにあまり資金の多くない投資家でも
細かく金額を調整できます。
2019年8月9日時点の終値だと1株1210円です。
千円少々の単位で
売買金額を調整できます。

NISA口座で持っている物を売らずにリスクヘッジ

NISAは利益に対して課税されないという
お得な制度ですが
購入できる金額には限度があり、
NISA口座で買ったものは売っても
非課税となる余力は戻ってきません。

そのため、

すたーちゃん
すたーちゃん

これから下がりそうなので
売ってしまいたいけど
NISAの余力が戻らないのは
もったいない・・・

という具合に
売るのをためらってしまう事も
考えられます。

その場合はインバース型ETFを買っておけば
NISA口座で持っている
株や投資信託を売らずに
下落相場に備える事ができます。

下げ相場で利益を取りに行く

相場が下がるほど値上がりするので
下落、暴落相場で利益を
上げる事も可能となります。

ただ、
ガッツリ利益を狙いに行くとなると
インバース型ETFを
多めに仕込む必要があります。
相場が思惑に反して上昇すれば
損失になってしまうので
それなりにリスクはあります。

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インバース型ETFの注意点

知っておきたい注意点です。

長期間保有しない

インバース型ETFは指数と逆の動きをしますが、
長期になると指数とのズレが生じてきます。

その特性上
保有期間が長期になるほど
不利になりやすいので、
あまり長期間持たない方が良いです。
私の場合は
「買ってから概ね1ヶ月以内に全て売る」
という想定で買う事が多いです。

実際に
過去1年の日経平均株価と
日経Dインバの値動きを見てみます。

現在(2019年8月9日時点)と
1年前で比較すると
日経平均株価は
約8パーセント少々下落しています。

じゃあ、日経Dインバは
1年でそのマイナス2倍の16パーセント程度の
上昇になったかというと・・・

日経Dインバはこの1年で
16パーセントどころか
わずか1パーセント程度しか上がっていません。
このように
実際の値動きを比較してみると
長期保有には向かない事がわかります。

という事はそれなりに
ある程度頻繁に売買をする
必要性が出てきます。
長期投資とは違って
買ってそのまま長期間ほったらかし
というわけにはいかないでしょう。

損切りはシッカリ!塩漬けしない!

これから相場が下がりそうと
思ってインバース型ETFを買ったけど
予想に反して相場が上がってしまう。
これはよくある事です。

「失敗したかも」
「予想と違う展開になりそう」

と思ったら早めに
損切り撤退を心がけた方が良いでしょう。

先程も書いたように
インバース型ETFは長期投資に向かないので
損失確定を嫌がって
塩漬けにしてしまうと
報われない可能性が高いです。

損切りができない人には
あまり向かないのかな・・・

と思います。

急落、暴落直後の売買は慎重に

株式相場は大きく下落する事が時々あります。
相場が下がっているのを見て
インバース型ETFを買おうと
思うかもしれませんが、
ちょっと注意が必要です。

というのも、
相場が大きく動いた後は
その後も値動きが荒れる展開が
しばらく続く事があるからです。

すたーちゃん
すたーちゃん

日経平均が大きく下がった!
よし!日経Dインバを買うぞ!

と、意気込んで買うと・・・

すたーちゃん
すたーちゃん

Dインバを買ってすぐに
日経平均が急騰して
損失になっちゃった・・・


というような展開になる事も
考えられます。

乱高下する相場の波に
上手く乗れるのなら良いですが、
私はそんなに上手くできないので
値動きが荒れる時は
現金比率を高めて
相場を静観するようにしています。

マイナス1倍とマイナス2倍どっちがいい?

インバース型ETFには
指数の騰落率のマイナス1倍連動型と
マイナス2倍連動型があります。

私は日経Dインバのような
マイナス2倍連動型をよく買います。

その理由は
売買手数料を低く抑えやすいからです。
ETFは普通の株式と同じ様に売買するため
手数料も普通の株式と同じ様にかかります。
そして大抵の場合、
売買手数料は
約定した金額が大きいほど
高くなっていきます。

A:マイナス1倍連動型ETFを10万円分買う
B:マイナス2倍連動型ETFを5万円分買う

AもBもリスクの大きさはそれほど
変わりませんが、
Aの方が約定する金額が大きくなっており、
10万円分の約定に対する手数料がかかります。

一方で、Bは5万円分の約定に対して
手数料がかかるので
Aに比べればコストを安く抑えられます。

それならば手数料が安く済む
Bの方が良いですよね?
という考えです。

まとめ

インバース型ETFを使えば
下げ相場対策ができます。

ただ、私のスタンスとしては
主軸は投資信託での長期投資や
個別株式であり
インバース型ETFは補助的なもの
と考えています。

最後に、
自戒の意味も込めて一言

損切りはしっかりやろう

以上、最後まで読んで頂き
ありがとうございます。

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