プロスペクト理論に逆らう!順張りの株式投資

アイキャッチ画像 資産運用

こんにちは、slashです。
今回は株式投資の「順張り」についてです。

私は投資信託と個別株投資を
並行してやっていますが、
個別株投資は基本的に順張りスタイルです。
順張り投資を2年近くやってみた
感想などについて書いてみます。

資産運用は自己責任で行って
いただくようお願いいたします。

ポイント

・プロスペクト理論によると、人は損失には敏感
・感情任せの売買は利確は早く、損切りは遅くなりがち
・株価トレンド分析(順張り投資)なら、自動的にプロスペクト理論に逆らう事ができそう

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塩漬け株を作る要因

株式投資をされている方なら
「プロスペクト理論」について
ご存知の方もいるかと思います。

下の図にあるような「価値関数」のグラフは
見た事のある方もいるのではないでしょうか?

価値関数イメージ
価値関数のイメージ

参考
Kahneman, Daniel and Amos Tversky, 1979, “Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk”, Econometrica, 47(2): 263-292

グラフを見ると左右対称にはなっておらず、
左側(横軸がマイナス)の方が
大きく下がるような形になっています。
これは、損失を嫌う傾向の強さを表しています。

例えば、
10000円得た時のお得感と
10000円失った時の損失感を比べると
どちらも金額は10000円ですが
10000円失った時の損失感の方が
大きく感じてしまいます。

株を買ったとして
それが値下がりすると
「損を確定するのはイヤだ!」
という心理が強く働き
損切りがしづらくなってしまいます。
その後、株が値上がりすればいいですが、
そのまま上がらずズルズルと下がってしまうと
ドンドン損失が膨らんでしまい、
売るに売れない状態になります。
こうして「塩漬け株」の完成です!

「プロスペクト理論」をよく知らない方は
とりあえず、
人は損失を嫌う傾向が強いんだな
って事だけわかって頂ければ
良いかと思います。

順張り投資でプロスペクト理論に逆らう!

「株価チャートの教科書」の
株価トレンド分析を2年近くやってみた
感想について述べていきます。

ですが、その前に
株価トレンド分析がどんな
やり方なのか簡単に説明しておきます。

参考書籍

株価チャートの教科書
2015年 著者:足立武志 発行所:ダイヤモンド社

株価トレンド分析とは

簡単に言ってしまえば
一種の順張り投資です。
株価が上昇トレンドになったら買い、
下降トレンドになったら売るという
やり方自体はシンプルで
株初心者でもできる方法です。

すたーちゃん
すたーちゃん

上昇トレンドか?
下降トレンドか?
これはどうやって判定するの?

それは株価が移動平均線を
超えているかどうかで判定します。

25日移動平均線を基準とするなら

株価が25日移動平均線を超えている

上昇トレンド

株価が25日移動平均線を超えていない

下降トレンド

とみなします。
株価が25日線を超えたら買い、
同線を割り込んだら売りです。

株価トレンド分析のイメージ
株価トレンド分析のイメージ

非常にシンプルなやり方なので
初心者でも容易に実践できます。

基準とする移動平均線は
25日移動平均線でなくても構いませんが、
何らかの客観的な売買の
基準になる指標は設定しておきましょう。

機械的にプロスペクト理論に逆らう

株価トレンド分析を取り入れると
自動的にプロスペクト理論に逆らった
取引になるのではないかと思います。

その理由は以下の2点です。

ちょっとの含み益は確定しない

株価が基準となる移動平均線を
上回っている間は
その銘柄はずっとホールドします。
これにより長い上昇トレンドができる時には
その流れにしっかり乗れます。

ちょっと上がると利益を
確定したくなりますが、
そこを我慢してホールドするわけです。

基準を下回ったら冷徹に売る

株価が基準となる移動平均線を
下回ればすぐに売ってしまいます。

買った銘柄がすぐに
移動平均線を下回ると
損失確定になってしまいますが
それでも売ります。

含み損が出ている時は
上がって欲しい、損を確定したくない!
という気持ちになりますが、
そんな感情はお構いなしに
売ってしまいます。

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株価トレンド分析をやってみた感想

2017年後半~2019年8月の期間で
やってみた感想です。

株価が急落する場面には強い

私が実感しているメリットは
株価が下落していく場面には
非常に強いという事です。

もちろん、
損失ゼロで済む事はありませんが
ルールに従って売買すると
下落の初動で保有株の大半を売ってしまうので
その後で暴落が起きても
それほど痛くないわけです。

2018年は何度か
株価が大きく下落する場面がありましたが
大きな痛手は被ってはいません。
投資可能な資金の数パーセント程度は
損失しましたが、
まだまだ余裕で投資を続けられます。

明確にトレンドが出ない場面に弱い

上にも下にも行かない
どっちつかずなレンジ相場では、
買う→すぐに下がって損切り
という流れが頻発しやすいです。

上でも下でも良いので
明確にトレンドができてくれないと
今ひとつ活躍できないのが難点です。

レンジ相場では、
あまり頻繁に売買しないで
大人しくしている方が
損失は少なくなるように思いました。

株価トレンド分析の総評

簡単にまとめると

株価トレンド分析は

・株価の下落が続く場面には強い
・トレンドが出ない場面には弱い

という事です。
長所も短所もあり、
万能なやり方ではありませんが
大損を回避しやすいという点が
私としては非常に気に入っています。

ちなみに株価がドンドン上がっていく
「大相場」で株価トレンド分析を使えば
しっかり利益が取れるかと思われますが、
私はまだそんな相場を経験していないので
今後、どこかで本格的な上昇トレンドが
来た時に上手く乗れるかどうかが
課題となりそうですね。

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