そのリスクは打ち消せないか?いろんな視点で投資を見てみよう!

アイキャッチ画像 資産運用
スポンサーリンク

こんにちは、slashです。
今回は投資の市場リスク個別リスクのお話しです。

ポイント

何が「個別リスク」で、何が「市場リスク」なのかは見方によって変わる。
視点を広げて色んな投資対象を見てみよう。

資産運用・投資は自己責任で行って頂くようお願い致します。

2種類のリスク

投資のリスクは
市場全体のリスクである「市場リスク」
それを構成する個別銘柄に固有の「個別リスク」があります。

ある市場に投資するなら
市場リスクは消すことはできませんが、
個別リスクは分散投資で打ち消す事ができます。

例えば、
日本株に投資するとして、
どれか一つの銘柄に全ての資金を集中させると、
日本株市場全体の動きと、
その銘柄固有の動き、
両方のリスクに直面する事になります。

しかし、
資金を多数の銘柄に振り分ければ
個々の銘柄に固有のリスクは薄まり、
残るのは市場リスクとなります。

分散投資を実行しようとすると、
私のように資金の少ない投資家は
十分な分散投資をするのが難しいので、
TOPIXなどの株価指数に連動する
インデックスファンドを利用する事に
なるかと思います。

すたーちゃん
すたーちゃん

インデックスに投資しておけば
個別リスクの心配は無いってわけだ!

果たして本当にそうでしょうか?
それはちょっと
「視点が狭い」と思います。

視点を変えれば個別リスクも変わる

TOPIXのインデックス投資をするか、
あるいはTOPIXの構成銘柄である、
東証1部の株に幅広く分散投資すれば
それを構成する個々の銘柄のリスクは
打ち消されます。

しかし、もっと視点を広く持ってみましょう。
TOPIXだけが株価指数ではありません。
日経平均株価、JASDAQ平均、マザーズ指数、
海外にも目を向ければ
NYダウ、S&P500、上海総合など
株価指数はたくさんあるのです。

各々の株価指数を1つの銘柄と見なせば、
全世界の株式市場というカテゴリーの中に
「TOPIX」、「NYダウ」のような
銘柄がたくさんある状態と考えられます。

すると、TOPIXのみに全資金を投資すると
日本株固有の要因でのリスクがあれば
それをもろに受けることになります。
つまりこれはTOPIXという銘柄の個別リスクと
考える事ができるのではないでしょうか?

このリスクを打ち消すためには
様々な株価指数に分散投資するのが
良いでしょう。

日本株のみを対象としていると
日本株固有の要因を回避できませんが、
海外株にまで視点を広げれば
ある程度回避は可能になってくるわけです。

これは株式の国際分散投資ですね。
様々な国の株式に分散投資をする
投資信託もあるので
そういった投信を利用すれば
国際分散投資は少額からでも簡単にできます。

そうは言っても、
米国や中国など影響の大きな国の
株価指数が大きく変動すると
他の国の株価にも影響が出てしまうので、
国際分散投資をしても
大きな国の個別リスクは
完全に打ち消すのは
難しいかもしれませんが・・・

スポンサーリンク

さらに視点を広げてみる

投資の対象は株式だけではありません。
その他にも
「債券」、「不動産」、「コモディティ」などがあるので、
幅広い資産クラスに分散投資をする事で
「株式」「債券」などの各カテゴリ個別にあるリスクは
薄める事ができるでしょう。

そして、これも実践しようと思えば
「バランス型」の投資信託を利用する事で
簡単にできますね。
あるいは、
「株式投資ファンド」
「債券投資ファンド」
「不動産投資ファンド」・・・
のように各カテゴリーの投資信託を
個別で買い揃えてもいいですね。

あえて視点を狭めてみる

視点を広げる事で
様々な商品に分散投資を行い
リスクの低減をする事ができますが、
今度は視点を狭めて考えてみます。

例えば、こんな投資はどうでしょう?

すたーちゃん
すたーちゃん

私はA社の株にしか投資しない!
A社株が全てだ!!

というように
A社の株のみに投資する場合を考えてみます。
A社にしか投資しないのなら
この会社固有のリスクは排除のしようがないので、
この株の値動きは、
打ち消す事のできない「市場リスク」
ようなものとして考える事ができそうです。

私個人としては
このような一点集中の投資は
やりたくないと思っていますが、
要は視点によって
何が個別リスクなのか
何が市場リスクなのかは
変わってくるよ
、という話です。

実際に、1種類の銘柄だけで
投資をされている方もおられるようです。

余計なお世話だとは思いますが、
もしもその会社がダメになったら
どうするのでしょう?
と、ちょっと心配に思う事があります。

まとめ

何が個別リスクなのか?
何が市場全体のリスクなのか?
それは見方によって変わってきます。

視点を広く持って
幅広く分散投資をすれば
個々の銘柄リスクを打ち消す事もできます。

逆に少数の対象に
集中的に資金を割り当てれば、
リスクは分散されませんが、
大きく利益を得るチャンスも出てきます。

こんな当たり前の
結論になってしまって恐縮ですが、
自身のリスク許容度を考えて
丁度いい分散投資をしたいものですね。

ちなみに私は、怖がりタイプで
打ち消せるリスクは消したいと
考えているので
投資信託を通して多くの国の株式に
分散投資をしております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました