やるべき事を後回しにしてしまうのはなぜ?準双曲割引モデルで考えてみる。

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こんにちは、slashです。
やるべき事があるけどやる気がわかない。
やることを先延ばしにした結果
期日ギリギリになって
焦ってやり始める・・・
私を含め、こんな経験がある方は
少なくないはずです。

どうしてやるべき事が
後回しになってしまうのか・・・
今回は準双曲割引の考え方も
絡めて書いていきます。

ポイント

ヒトは未来の事の価値を割引いて過小に評価してしまう

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割引について

まず割引について簡単に説明します。

割引って?

すたーちゃん
すたーちゃん

割引!?
割引セールのコト!?
わーい!安く買える!

今回の「割引」とは
スーパーやデパートでやっているような
割引セールの事ではありません。

すたーちゃん
すたーちゃん

なんだ、ちがうんだ・・・

簡単に言ってしまうと
未来の事の価値を
低く評価してしまう心理です。

質問1
A:今すぐ1万円もらえる
B:1年後に1万円もらえる

AかBのどちらか1つを選べるなら
どちらを選びますか?

すたーちゃん
すたーちゃん

Aでしょ!
今すぐもらえた方が嬉しいでしょ!?

AもBももらえる金額は同じ1万円ですが、
今すぐもらえるAの方が良いように感じます。
つまり、
今すぐもらえる1万円よりも
未来の1万円の価値を低く
評価しています。
これが割引です。

準双曲割引モデルって?

現在から時間t後の物事に対する
割引関数f(t)は以下のようになります。

t=0のとき

$$ f(t)=δ^t$$

t>0のとき

$$ f(t)=βδ^t$$

β、δは
0< β、δ <1の範囲の定数です。

参考書籍

「その問題、数理モデルが解決します」
2018年 著者:浜田宏 発行:ベレ出版

縦軸をf(t)、横軸をtとしてグラフを描くと
以下のようになります。
ここではδ=0.95、β=0.7 としています。

割引関数のグラフ  δ=0.95、β=0.7

グラフを見ると、
t=0付近、つまり現在に近い未来では
f(t)の下がり方が急で、
tが大きくなると下がり方が
緩やかになっていきます。

これだけではちょっと
どういう事かイメージが掴みづらいですが
例を挙げるとしたら

質問2

A:今すぐに1万円もらう
B:明日1万円もらう
どちらを選びますか?

質問3

A:1年後に1万円もらう
B:1年と1日後に1万円もらう
どちらを選びますか?

上記の質問2と質問3を
比較してみてください。

質問2では
今すぐもらえるAを選びたくなりますが、
質問3の場合は
「1年待つ」と
「1年と1日待つ」とでは
どっちでも大して
変わらないように感じられ
AでもBでもどっちでもいいや
という感じになります。

質問2と質問3に共通するのは
AとBの差が
もらえるタイミングが1日ずれる
という事だけなのですが、

質問2は
「今すぐ」or「明日」という
近い未来の話となり
1日違うだけでも
もらえる1万円の価値を大きく
割り引いて評価してしまいます。

一方で質問3は
「1年後」or「1年と1日後」という
質問2よりも遠い未来の話となり
もらえるタイミングが1日程度
ずれ込んだところで
1万円の評価はほとんど変わりません。

つまり割引関数f(t)から
近い未来の事は
ちょっと時間が遅れるだけでも
大きく価値を割引いてしまうが、
遠い未来の事は
少し時間が遅れたとしても
価値の割引率があまり変わらない
という事がわかります。

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課題の先延ばし

先程は1万円というお金で例を示しましたが
準双曲割引モデルの考え方は
課題に対するモチベーションにも適用できます。

作業のコストを割引く

例えば、期限のある課題をやるとき
期限までの時間が長ければ
「まだ始めなくていいか。後でやろう。」
と思い、サボる事がよくあります。

しかしサボった期間が長くなると
残りの期間でその分を追い上げる
必要性が出てくるので
未来の自分が辛い思いをします。
サボるという事は
未来の自分に作業を押し付ける
行為になるのです。

しかし、未来の事を割引いて評価すると

サボった分を追い上げる
未来の自分が苦労する

といった事を過小に評価してしまいます。
こうして、

明日から本気出す!
今日はサボっても大丈夫だ!

というような判断になるのです。
そして明日になっても

明日から本気出す!

とまた同じ事を言って
課題を先延ばしにします。

しかし、期日が迫ってくると
さすがに

明日から本気出す!

とは言っていられない状況になり、
ようやく必死で課題に取り組み
序盤でサボった事を後悔する・・・
というわけですね(笑)

対策

モチベーションの数式を参考にしてみる

以前に、創作活動のモチベーションアップ
みたいな記事書きましたが、
この方法は創作以外でも
通用するかと思いますので
参考にしてみては如何でしょうか?

やらないとどんな酷い目に遭うか想像してみる

やるべき事が終わらないと酷いコトになる
と思えば
それもモチベーションに
つながるかもしれません。

私の場合ですと
資産運用をやってますが、
これは

「このまま何もしないと
 老後が大変な事になるぞ!」

という想像が働いたからこそ
スタートできたんだと思います。

将来に対して何らかの
不安を抱えている方は多いと思いますが、
その不安を原動力にして
動いてみるといいかもしれません。

まとめ

ヒトは未来に起こる事の価値を割引き
過小に評価してしまう傾向があります。

その事がわかったからと言って
先延ばし癖が直ちに治るかというと
流石にそこまでの効果はない
かもしれません。

しかし、未来を過小評価する癖があると
知っておく事は大切だと思います。

余談:人生は案外短いかもよ?

人生は長いようですが
体感時間ベースで考えると
20歳くらいまでには人生の折返しを迎えると
言われています。

つまり、人生は案外
あっという間に終わりが
来てしまうかもしれないって事です。

やるべき事を先送りばかりしていると
人生それだけでほとんど
終わってしまうかもしれませんね。

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