正しい逆張りとは?株価の動きに逆らうことではない?

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こんにちは、slashです。
先日、「ピーター・リンチの株で勝つ」という
書籍を読みました。

内容が米国株投資のことで
リーマンショック以前のものなので
書いてある事が今でも
そのまま通用するかと言われると
ちょっと怪しい部分はあるかもしれませんが
株式投資の基本的な考えを学ぶ上では
非常に参考になる本ですね。

今回は「ピーター・リンチの株で勝つ」で
気になったある一節についての事を書いていきます。

ポイント

正しい逆張りとは株価の動きに対して逆に張る事ではない!?
誰もが株をやっていない時に拾う事。

気になった一節

「ピーター・リンチの株で勝つ」で気になった一節とは

正しい逆張りとは、誰もが興味を失い、とくにウォール街で誰も株など気にしていないときに拾う、ということである。

ピーター・リンチの株で勝つ[新版] アマの知恵でプロを出し抜け
著者:ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド
訳者:三原 淳雄・土屋 安衛
発行所:ダイヤモンド社

この一節で逆張りについて
ちょっと考えさせられたので印象に残っています。

一般的な逆張りとは?

株式投資をされている方々はご存知かと思いますが
ここで逆張りについて説明しておきます。

一般的によく言われる逆張りは
株価が下がっていく局面で買い、
上がる時に売る、
つまり株価の動きに逆らう形で
売買を行うやり方です。

当たり前の話ですが
安い時に買って高い時に売れば利益が出ます。
下がる時に買い向かえば安く仕込めますし、
上がる時に売れば高く売れます。

また、相場で勝つには
人と同じ事をしていてはダメだとよく言われます。
逆張りとはまさに
株価が下がる時(=他人が売っている時)は
それに逆行して買い、
上がる時(=他人が買っている時)は
逆行して売るという
他人とは違う事をする方法なのです。

理に適っているように見えるが・・・

とても理に適っているように見える逆張りですが、
実際には逆張りをした結果として
負けている人も多くいるようです。

下がっていくところで買うにしても
どの辺りで株価が反転するか
予測するのは難しい
ですし、
実際にやってみて
勝つのは簡単ではないのでしょうね。

「逆張りなんかするから個人投資家は負けるのだ!」
と主張する方もいるくらいです。

典型的な負けパターンとして
「コツコツドカン」言われるものがあります。
小さくコツコツと勝ちを重ねて
大きくドカンと負け、
結果としてトータルでは負けるというものです。

安いところで拾って
高いところで売ろうとしているのに
ダメな時はダメという事です。

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本当の逆張りって?

もう一度、先程の一節を載せておきます。

正しい逆張りとは、誰もが興味を失い、とくにウォール街で誰も株など気にしていないときに拾う、ということである。

ピーター・リンチの株で勝つ[新版] アマの知恵でプロを出し抜け
著者:ピーター・リンチ、ジョン・ロスチャイルド
訳者:三原 淳雄・土屋 安衛
発行所:ダイヤモンド社

ただ、これは実行するとなると
言うほど簡単ではないと思われます。

誰もが興味を失う時・・・
ここ最近だとリーマンショックが起きた後の
相場がそれに近い状況だったのでは
ないかと思います。

確かにその時に株を買って
そのままずっと保有していれば
銘柄にもよりますが
今頃、かなりの利益になっていることでしょう。

しかし、暴落後のドン底にある時というのは
誰もが「買いたくない」
思っている時ではないでしょうか?

そこで果敢に買い向かうのは
勇気のいる事だと思います。
しかし、そんな時に拾っておくのが
本当の逆張りです。

まさに逆張りとは
「言うは易く行うは難し」ですが
これを実行できた者は
勝者となれるのでしょう。

まとめ

正しい逆張りとは
目先の株価の動きに逆らう事ではなく、
みんなが株をやっていない時に
拾っておく事です。

これは言うほど簡単に
できるものではないと思います。
(簡単にできたらみんな株で大金持ちです(汗))

難しいかもしれませんが、
正しい逆張りができるように
努力はしていきたいところです。

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