TOPIXとJ-REIT、2つを合わせてリスク低減できるか計算してみた。

アイキャッチ画像 資産運用

こんにちは、slashです。
ここ最近はJ-REIT銘柄の動向を示す東証REIT指数
好調に上がってきていますね。

今回は日本の株価指数TOPIX
東証REIT指数への投資を
併せて行う事でリスクの低減ができないか
簡単な計算をしてみました。

尚、この記事でいうリスクとは
リターンのブレの大きさを意味します。

計算方法については
以下の書籍を参考にしています。

参考書籍

投資と金融がわかりたい人のためのファイナンス理論入門 プライシング・ポートフォリオ・リスク管理
2018年 著者:冨島佑允 発行所:株式会社CCCメディアハウス

資産運用・投資は自己責任で行って頂くようお願い致します。

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TOPIXと東証REIT指数の逆相関

ここ最近のTOPIXと東証REIT指数は
互いに逆の動きをしやすい傾向がみられます。

そこで、両者の相関性を計算してみます。
2016年1月末~2019年7月末までの
TOPIXと東証REIT指数の月次データから
相関を計算すると、マイナス0.59でした。
相関がマイナスになっているので
両者は逆相関の関係になっている
と言えますね。
相関の値はエクセルの「CORREL」関数で計算しました。

分散投資によるリスク低減

「卵は一つの籠に盛るな」
という投資格言があるように
資金は複数の銘柄に分散投資をして
リスクを低減するのは基本です。

しかし、
値動きが似通った銘柄ばかりに
投資してもリスク低減効果は薄いです。

でも、TOPIXと東証REIT指数なら
先程計算した通り、
逆相関になっているので
適度な割合で資金を振り分ける事で
リスク低減効果が
期待できるのではないか?
実際に計算してみます。

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TOPIXと東証REIT指数のリスク計算

では両者に分散投資したら
リスクはどの程度になるか
計算していきます。

必要な数値は
期待リターン、標準偏差、相関です。

先程の相関の計算と同じく
2016年1月末~2019年7月末までの
月次データを元に計算します。

期待リターン(年率)

期待リターンの計算結果
TOPIX:約1.44%
東証REIT指数:約4.32%

年率換算しているので
1年でこれくらいの損益が期待できますよ
という事です。
投資REIT指数は、
ここ最近上昇トレンドが続いて
いるのもあってか期待リターンが
高くなっていますね。

リターン標準偏差(年率)

リターンの標準偏差計算結果
TOPIX:約14.9%
東証REIT指数:約7.9%

リターンのブレの大きさ。
つまりリスクの大きさですね。
TOPIXの方が結果がブレやすい
傾向が見られます。

相関

先程計算した通り、
両者の相関はマイナス0.59です。

全体のリスク、リターンを計算する

TOPIXと東証REIT指数の両方に投資した時、
全体のリスク、リターンはどうなるか、
これは以下の計算式を用いました。


AとBに分散投資した時の期待リターンは

Aの投資比率×Aの期待リターン + Bの投資比率×Bの期待リターン


AとBに分散投資した時のリスクは

AとBのリスク
出典:
投資と金融がわかりたい人のためのファイナンス理論入門 プライシング・ポートフォリオ・リスク管理

式がやや長くなってしまったので画像にして貼っています


AをTOPIXBを東証REIT指数として
計算式に当てはめていきます。
両者への投資比率は
10%刻みで変えながら
10通りのリスク、リターンを計算します。

計算結果を
横軸をリスク、縦軸をリターン
としてプロットすると
以下のような形になりました。

TOPIXとREITのリスク・リターン

横軸がリスクの大きさなので
グラフは左に行くほど
リスクが小さい事になります。
グラフを見ると、
TOPIX:30%、東証REIT:70%
比率で分散投資した時の結果が
最も左寄りになっています。
リスクは約4.6%となりました。

先に計算した、標準偏差(リスク)だと
TOPIX:約14.9%
東証REIT指数:約7.9%

という結果でした。
TOPIXよりもREITの方が低リスクですが、
両者に分散して投資した方が
REIT単一で持つよりも
リスクが低くなっています。

J-REIT投資ってどうよ?

ここ最近の東証REIT指数は
上昇トレンドが続いており、
J-REITは好調な様子ですから
注目している方もいるかもしれません。

私は東証REIT指数連動型の
ETFを買っていますが、
個人的な意見を簡単に書いておきます。

J-REIT投資について
・日経平均株価やTOPIXといった株価指数とは違った値動きをするので、ポートフォリオにある程度組み込んでおいてリスク分散に使うのは良いと思う。
・基本的に日々の値動きは他の株価指数よりも緩やかなため、短期の値幅取りには向かなそう。
・TOPIXとは逆相関になっているとは書いたが、相場が急落するような場面では両者揃って大幅下落する事があり、確実に下げをヘッジしてくれるワケではない。株価指数の下げに備えるならインバース型ETFや空売りなどを利用した方がいいかもしれない。


私はリスク分散目的で
J-REITにある程度投資する形にしています。
ただ、現状は主軸の株式系ファンドがイマイチで
J-REITが一番利益出てますが(汗

まとめ

簡単な計算ではありましたが、
TOPIXとJ-REIT、
この2つに分散投資をする事で、
リスクを抑える事ができそうです。

今回は2016年からのデータで
計算をした結果として
TOPIX:30%、J-REIT:70%
の比率が最もリスクが抑えられる
という事になりましたが、
データを取る期間を変更すれば
計算結果も大幅に変わるかもしれません。

とはいえ、1箇所に集中投資をするのは
やはりリスクが大きいでしょうから
ある程度資金を分散させておくのが
無難でしょうね。

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