株価は荒れているけど、リスクコントロール型の投資信託ってどうよ?

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こんにちは、slashです。
先月には株価の暴落があり、
相場は大荒れでしたね。

4月になり、株価の変動は
やや落ち着いてきた印象ですが
まだ油断できない状況です。

ところで、
先月にこんな記事を見つけました。

参考記事

新型コロナウイルスの影響で株式市場が暴落!リスクコントロール型投資信託に資金流入
https://allabout.co.jp/gm/gc/482799/

個人的にはちょっと気になった記事なので
今回はリスクコントロール型の投資信託
ついて考えてみようと思います。

上記の参考記事に書かれている
3つの投資信託についても
ちょっと調べてみました。

資産運用・投資は自己責任で行って頂くようお願いいたします。

リスクコントロール型って?

上記の記事からの引用です。

リスクコントロール型投資信託は、相場の局面に応じて資産の配分比率を機動的に変える投資信託です。

新型コロナウイルスの影響で株式市場が暴落!リスクコントロール型投資信託に資金流入
https://allabout.co.jp/gm/gc/482799/

資産の配分を上手くコントロールする事で
基準価額の変動を小さく
するような運用をしてくれる投資信託ですね。

相場が大荒れの中でも
資産の評価額の変動を抑えられるなら
安心して保有しやすいので、
リスクを上手く制御できると
確かに心強いと思います。

3つの投信について見ていく

では、ここから
参考記事で紹介されていた
3つのリスクコントロール型投資信託
個別に見ていきます。

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東京海上・円資産バランスファンド

投信会社名:東京海上アセットマネジメント

日本債券70%、日本株15%、J-REIT15%の比率で
分散投資するバランスファンドです。

基準価額の変動リスクが
大きくなった場合には
日本株、J-REITの比率を下げて
変動を抑える、
という運用方針のようです。

比較的リスクの小さい
日本債券が大半を占めているので
元々が低リスクなポートフォリオですが、
相場の変動リスクが高まる時には
さらにリスクを抑えようと
してくれるわけですね。

こちらが何もしなくても
ファンド側でリスクを抑えて
くれるのはありがたいですね。

実際の基準価額の推移を見ると
TOPIXが2月末頃の高値から3月の安値まで
3割ほどの下落となっているのに対し、
このファンドは1割程度の下落で済んでいます。

確かに株価指数に比べて
変動が抑えられています。

しかし、気になるのは
年0.924%という信託報酬の高さです。

このファンドは
運用している資産の大半が
低リスクな日本債券となっているため、
期待されるリターンも
それ相応に低くなるものと思われます。

低い期待リターンに対して
高い信託報酬を取られてしまうのは
果たして割に合うのか・・・?
と考えてしまいます。

投資のソムリエ

投信会社名:アセットマネジメントOne

国内外の公社債、株式、リートに投資し
配分を適宜変更する事で
リスクを抑えていく運用方針です。

3月の月次報告を見ると
ポートフォリオの半分近くが先進国債券、
約3割が現金となっており、
安定重視な資産配分になっているのかな
という感じです。

実際の値動きを見ると
2月末頃の高値から3月の安値まで
下落が5%程度となっているので
あの暴落局面をこの程度のダメージで
乗り切ったのは凄いと思います。

現金ポジションを活用できているのは
良いところですね。

しかし信託報酬は年1.54%・・・
先程の「東京海上・円資産バランスファンド」と同様、
下げに強いとはいえ
この信託報酬が割に合うのか?
と言われるとちょっと難しいところです。

マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド 『愛称 : スマレバ』

大和アセットマネジメント

世界各国の株価指数先物、債券指数先物等に
投資するファンドです。
独自の数量モデルを活用する
との事なので、
どんなやり方をしているのかは
外部の人間からはよくわかりませんが、
まぁ独自の理論で上手く
やってくれるという事でしょう(汗

信託報酬は年2.1%と結構高いので、
私はちょっと敬遠してしまいますね。

運用開始が2019年11月と
まだ開始から日が浅く
良し悪しの判断ができませんが、
まぁこれからに期待!
といったところでしょうか。

低コストなインデックスファンドでリスク管理をする

さて、これまでに
紹介したリスクコントロール型の投資信託は
確かに下げ相場に強い特性はありますが、
コストの高さがちょっと目につく
ように思われます。

投資信託側で、
リスクを抑えてくれるけど
その代わりにコストは
ちょっと高くなってしまうわけですね。

しかし、
リスクコントロール型でない投資信託でも
ある程度のリスクコントロールは可能です。

例えば、

すたーちゃん
すたーちゃん

TOPIXのインデックスファンドに
100万円投資したいけど、
価格の変動が大きくて
ちょっと怖いな~・・・

と思った場合は
買う金額を少なくすればいいのです。

投資用に資金を100万円
用意したからといって
全額投資しなければ
ならないわけではなく、

50万円だけ買って
残りは現金のまま取っておく
というような選択もあるのです。

荒れる相場環境の中
リスクに対する考え方は
人それぞれですが、
許容できる範囲で
リスクを取る事も大切かと思います。
こんな状況でも
ちょうどいいリスクを
取れるように心がけたいものですね。

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