証券会社に広がる手数料無料化の流れを受け、あのファンドはいらなくなる疑惑が浮上!?

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こんにちは、slashです。
ここ最近は各証券会社で
手数料を引き下げたり無料化したりと
いったコスト低下の流れができていますね。

今回はこの流れを受けて
これから投資をどうやっていこうか
ちょっと考えてみました。

ポイント

・売買にかかるコストが下がれば有利にはなるが、過剰にリスクを抱え込まないように自制する必要はある。
・大まかな投資方針自体は変える必要はない。ただし、場合によっては金融商品を買い換える事でよりコストを抑えられるかもしれない。

資産運用・投資は自己責任で行って頂くようお願い致します

証券会社のコスト引き下げ、無料化

SBI証券、楽天証券、松井証券などで
投資信託の販売手数料無料化、
株式(現物・信用ともに)の売買手数料の改定など
が一斉に行われます。

誰かが値下げの方針を打ち出してしまうと
どうしても競合する会社も
追随せざるを得ない状況になる事もあるので、
今回もそれが起きた感じですかね(汗

私が普段からお世話になっている
楽天証券の場合は、

いちにち定額コースの手数料が
(改定前)1日の約定代金10万円までが手数料無料

(改定後)1日の約定代金50万円までが手数料無料
(2019年12月23日約定分から)となります。

これなら
東証上場銘柄の大半を
手数料無料で取り扱う事が可能になりますね。

他にも投資信託の買付手数料無料化
というのもあります。

ブル・ベア型も含む
全ての投資信託が対象です。

さらには、
国内ETF、米国ETFの手数料に
ついても改定されます。

全てのETFが対象というわけではありませんが、
国内ETFの売買手数料無料化
米国ETFの買付手数料無料化となるようです。

手数料改定の適用されるタイミングや
どの銘柄が対象になるのかなど
詳細は楽天証券のサイトで確認をお願いします。

楽天証券を例に挙げましたが、
他の証券会社でも
大体似たような料金改定が行われています。

手数料が安くなれば有利

売買にかかる手数料は
当然ですが安い方が投資家にしてみれば
有利になります。

例えば買付手数料3%の投資信託を
100万円買ったとすると、
3万円が手数料として持っていかれ
97万円からの運用スタートとなります。

買付手数料が無料となれば
ちゃんと100万円から始められるので
以前よりも有利になるわけです。

これまで買付手数料のかかっていた
アクティブファンドなどを
「買ってみようかな?」と
考える人が増えるかもしれませんね。

リスクの取りすぎに注意!

手数料が安くなったり無料化された分
有利になるのは確かですが、
だからと言って投資のリスクが
変わるものでもありません。

単純に考えれば、沢山買えば
リスクも沢山背負う事になるので、
自身のリスク許容度には
気を配りたいところですね。

私自身も調子に乗って
余計に買いすぎないように
気をつけたいと思います(汗

大まかな投資の方針は変わらない

私はインデックスファンドの
積み立て投資をしていますが、
元々買付手数料が無料のファンド
ばかり買っています。
なので、
「全ての投資信託の買付手数料無料!」
となっても私には何も恩恵がありません(笑)

私個人の意見ですが、
投資信託の買付手数料が
なくなったからといって
アクティブファンドを買おう
とは思いません。

結局のところ、
信託報酬はアクティブファンドの方が
高い傾向があるのは変わりませんし、
インデックスよりも優れた成績を出してくれる
ファンドを事前に見分けるのも困難です。

なので私はインデックス投資を
このまま継続するつもりでいます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドはいらなくなる?

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さて、この記事タイトルに
あのファンドはいらなくなる疑惑」とありますが、
それについて書いていきます。

私は「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」という
インデックスファンドに投資しています・・・

が、今回の料金改定に伴い
このファンドを買う必要性が無くなるんじゃないか?
という疑惑が浮上してきました。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドとは

まず、ファンドについて簡単に説明しておきますと
これは全世界の株式に投資するファンドです。
その投資のやり方は、
「ザ・バンガード・グループ・インク」が運用する
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFという
ETFを買う事で「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」
に連動する成果を目指すというものです。
このファンドの信託報酬は年0.222%程度です。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETFとは?

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに
連動する成績を目指すインデックスファンドです。
ティッカーコードがVTなので
以下、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFを
VTと表記します。(名前長いですし・・・)
VTの信託報酬は年0.09%程度です。

VTを直接買った方がコストが安い!?

信託報酬を比較すると、
楽天・全世界株式インデックス・ファンドを通すよりは
VTを直接買ってしまった方が
低コストで運用できる事になります。

これまでは、
米国ETFの買付に手数料がかかっていました。
しかし楽天証券の場合
VTは買付手数料無料の対象となっているので
料金が改定されれば
コストをかけずに買う事ができるのです。

どうせ同じ対象に投資するなら
コストが安い方が良いですよね?
そうなると、
楽天・全世界株式インデックス・ファンドを
使う理由がなくなるんじゃないかと
思ったわけです。

売りに手数料がかかるので注意!

米国ETFについては
売るときには手数料がかかるようです。
長期投資をするなら
そう頻繁に売る事はないと思いますが、
一応頭に入れておいた方が良いでしょう。

ついでにもう一つ
VTを直接買うデメリット挙げるなら、
購入金額を細かく調整しにくい
というものがあります。

投資信託なら1円単位で
金額調整ができますが、
ETFだとそれができないため、
「ドルコスト平均法で毎月一定金額ずつ」
というようなやり方が
やりにくくなるかもしれません。

まとめ

各証券会社の手数料改定により
株式や投資信託の売買にかかるコストは
引き下げられる流れができています。

これはコストに関して
今一度考え直してみる
いい機会になるかと思います。

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